ビッグモーター前副社長の兼重宏一氏が連日話題になっていますね。
連日ビッグモーター関連のニュースが話題となっている中で
渦中の人物であるにもかかわらず、
一向に公の場に姿を見せないことでますます世間の注目を集めてしまっている状況です。
現状、兼重宏一氏に関する情報はまだまだ少ないですが、
兼重宏一氏の学生時代の同級生とされる人物3名がメディアの取材に答えており、
少しずつ兼重宏一氏の素の性格や人間性がおぼろげながら見えてきています。
今回は、兼重宏一氏の同級生の証言を元に、
なぜここまで大きな問題を起こすほどの人物になったのかを考察していきたいと思います。
兼重宏一プロフィール
まずは兼重宏一氏のプロフィールを紹介します。
■名前:兼重 宏一(かねしげ こういち)
■身長:160cm前後? ※148cm説もあり。
■生年月日:1988年7月17日
■年齢:35歳(2023年8月現在)
■あだ名:コナンくん
【学歴】
2011年 早稲田大学商学部卒業
2015年 ロチェスター大学(アメリカ)にて大学院経営学修士(MBA)を取得。
【職歴】
2010年 株式会社ビッグアセット(ビッグモーター関連会社)取締役就任。
2011~2012年 日本興亜損保(現・損保ジャパン)に在籍。
2015年 株式会社ビッグモーター取締役就任。
兼重宏一氏は早稲田大学商学部に一般入試で現役合格。
留年せずに4年間で卒業しており、 優秀な学生だったようです。
そして後に海外の大学でMBAを取得していることから、
経営学に関する素養は十分身につけていたものと考えられます。
驚くべきは、兼重宏一氏がまだ大学3年生の2010年に
ビッグモーターの資産管理会社であるビッグアセットの取締役に就任していたこと。
株式会社ビッグモーターは、兼重宏一氏の父親である兼重宏行氏が一代で築いた会社であるため、
お父様(宏行氏)としては海外の大学で経営学を叩き込ませて、
自身の跡を継いで欲しかったのかもしれませんね。
兼重宏一の同級生に関する情報が少ない・・・世間の声
連日ビッグモーターのニュースが報じられ、
中でも兼重宏一氏はさまざまな不正やパワハラに関わった重要人物として世間の関心を集めていますが
その割には学生時代の友人などの情報があまりに少ない気がしませんか?
実はこのことはSNSでもたびたび話題になっており、
「兼重宏一氏は友達いないんじゃないの?」といった声まで上がっているようです。
SNSの世間の声を見てみましょう!
このように「同級生や友人の情報がまったく出てこない」ことに対して
疑問を呈する声が上がっているようです。
そんな中、ここ数日の間にやっと少しずつ同級生のインタビュー記事を紹介するメディアが出てきました。
現在のところインタビューに応じている3名の同級生が語った内容を紹介します!
兼重宏一の同級生3人の声
それでは現在のところ、メディアの取材に答えている同級生3人の声を見ていきましょう。
いまだよく分からない兼重宏一氏の人間性が見えてくるかも知れません。
兼重宏一の同級生の声①:悪いやつではなかった
まず1人目は兼重宏一氏の高校時代の同級生Aさんです。
Aさんは兼重宏一氏と特別な接点があったわけではないそうですが、
今回の報道を受けて淡々と記者の取材に応じたようです。
山口県岩国市で生まれた宏一氏。
週刊女性PRIMEより引用
高校になると、故郷を離れて、全国でも指折りの名門私立校に進学した。
同級生に話を聞くと「交流がなかったので、よくは知らないが」と前置きをしつつ、
「確か文系のクラスだったと思う。部活には入っておらず、帰宅部だった。
巷間の報道で言われているような、悪いやつではなかったですよ」
この記事を読むかぎり、なんとなく「交友関係が広くなく、目立っていなかった」ような印象を受けますね。
ただしそれが悪いわけではなく、兼重宏一氏は現役で有名私立大学に合格して、
海外の大学でMBAを取るほどの秀才なので
学生時代は交友関係よりも勉学に勤しんでいたという見方ができますね。
兼重宏一の同級生の声②:卑怯者タイプだった
2人目も、同じ高校に通っていた同級生(Bさん)ですが、Aさんとはまったく違うコメントを残しています。
どちらかと兼重宏一氏についてはマイナスの印象を抱いていたようです。
一方、別の同級生は、真逆の見解だった。
週刊女性PRIMEより引用
「地味というか、若干だけど陰湿な感じがしましたね。
報道では“卑怯者”と言われていますが、昔からそういうタイプだったと思いますよ」
一体Bさんには何があったんでしょうか・・・?
肝心の具体的なエピソードについては語られていませんでしたが
おそらく何らかの理由があって、兼重宏一氏に対してマイナスの印象が残っているのでしょうね。
ただし、学生時代はさまざまな家庭環境で育った子どもたちが
学校という特殊な環境で集団生活を送るので、
同級生や友人のちょっとした物の言い方や、接し方が気になったりして
「なんとなくアイツ嫌い」という評価を下してしまったりしがちです。
Aさんのような「良い印象」を持っている同級生もいれば、
Bさんのように「悪い印象」が残っている同級生もいる。
なんとなくここまでは、兼重宏一氏も「普通の学生だった」という見方ができそうな気がします。
兼重宏一の同級生の声③:人間ってここまで変わるのか・・・
もっとも意外だったのが3人目の同級生Cさんのコメントです。
Cさんは早稲田大学時代に同じクラスだったようで、
大学の食堂で一緒に食事をしたり、普通に会話をするぐらいの間柄だったようです。
驚くような“パワハラ疑惑”が取り沙汰されているが、宏一氏の大学時代の知人は困惑気味にこう話す。
「一連の報道にはとても驚いています。大学で同じクラスだったのですが、
気弱で心根が優しい男でしたよ。食堂で昼飯を食べるときもみんなの分の水を持ってくるような、周囲に気を遣う人でした。
だからこそ、さかんに報じられているように、左遷人事を命じたり、
朝10時にむちゃくちゃなLINEを送ったりするような人物だとは思えないのです。
人間ってここまで変わるのか……」
Yahooニュースより引用
いかがでしょう?
連日報道で語られているような
「部下をLINEで追い詰めた」とか「降格処分を乱発していた」といった
印象とはまた違った『兼重宏一像』が見えてきませんか?
さらにC氏の話は続きます。
いっぽう一部でゴルフ三昧だったと報じられ、
SNS上では博多のキャバクラ店での“セクハラ疑惑”も囁かれている宏一氏。
だが前出の知人は「ハラスメントなんて考えられない……」と驚き、こう続ける。
「恥ずかしそうに謙遜したり、笑顔を見せていた宏一くんはどこに行ってしまったのか……。」
Yahooニュースより引用
「宏一くん」と呼んでいるところが、
兼重宏一氏がCさんと『友達として』接していたところが窺えて、
不思議とホッとしたような気持ちになりました。
兼重宏一氏にも「人間らしい」性根の部分がちゃんとあったのだなと。
偏見を持たないようにはしていますが、
なんせ兼重宏一氏に関する情報が今のところまだまだ少ないため、
今回のようなC氏のコメントが広く知れ渡ることで、
兼重宏一氏の世間の見方が少しでも変わるかもしれませんね。
兼重宏一は心優しいのになぜパワハラ副社長に?その理由とは
3人の同級生の話を紹介しましたが、
3人目に紹介したCさんの話は、具体的でありなおかつ
今からわずか十数年前の話でもありますのでかなり信憑性が高いと思います。
ではなぜ心優しかったはずの兼重宏一氏が変わってしまったのか?
これはあくまで個人的な予測ですが、
恐らく原因は
①父親(宏行氏)の過大な期待
②兼重宏一氏の生真面目な性格
の2つではないかと考えます。
それぞれについて見ていきます。
兼重宏一氏がパワハラ副社長に変わった理由①:父親(宏行氏)の過大な期待
①についてですが、ビッグモーター元社長の宏行氏は息子の兼重宏一氏を副社長に据え、
数年後に自身は引退するつもりだったということが、
会社内の従業員からしたら明らかだったようです。
元ビッグモーターの社員で現在はYouTuberとして活躍している中野優作さんも
ホリエモンの動画内でそういった内容を語っていました。
宏行氏は自身の引退の準備として、
兼重宏一氏を海外の大学に進学させ、MBAの取得までさせたのではないでしょうか。
自分自身は高卒で現場出身の”叩き上げ”のカリスマ経営者でしたが、
「息子には同じ苦労はさせたくない」という思いが多少あったのではないかと思います。
兼重宏一氏には幼少期から恵まれた教育環境を与え、
MBA(経営学修士)を取得させて、最初から会社の実権を握らせることで
自分が味わったような苦労を伴わずに、
会社経営者として安定した道を歩ませることができると考えていたような気がします。
兼重宏一氏がパワハラ副社長に変わった理由②:兼重宏一氏の生真面目な性格
②については、宏行氏の期待の裏で、
兼重宏一氏自身は少なからず「お父さんの期待に応えなくては!」という思いが
強かったのではないかと推察します。
上記で紹介したような兼重宏一氏の同級生の話から、
兼重宏一氏は学生時代、いわゆる『典型的な良い子』であった可能性が高いと思います。
部活動に入らず、交友関係もさほど広くない中で
ひたすら勉強に力を入れて、
有名進学高校⇒早稲田大学商学部⇒アメリカの大学でMBA取得
という順風満帆なエリートコースを進んでいます。
まるで幼少期から「お前は社長になるんだぞ。だから勉強しろ」と言われて
それを真面目に実行してきたような印象を受けます。
あくまでこれは推測の域を脱しない話なのですが、
兼重宏一氏の同級生(Cさん)の話にもあったように、
普段から『恥ずかしがって謙遜するようなタイプ』という話や、
『食堂で友達全員に水を配っていた』というエピソードから考えて
常に周囲に気を遣っているような「典型的な良い子」だったのではないかと思います。
兼重宏一氏はビッグモーターに入社するなり、
社長である宏行氏からは「社員には厳しくしろ!」と言われて、
それを「真面目に」実践して、とにかく「厳しく、厳しく!」ということを励行し続けた結果、
現場に無理を強いることになってしまい、
各店舗での不正に繋がっていったのではないかと考察しています。
まとめ
今回は兼重宏一氏の同級生3名の声をまとめ、なぜ兼重宏一氏が変わってしまったのかを考察しました。
これまで見えてこなかった学生時代の兼重宏一氏の『素の部分』の人間性が垣間見えた気がします。
ビッグモーターの一連の問題は決して社会的に許されるものではありませんし、
連日の報道の過熱ぶりを見ると、兼重宏一氏が公の場での釈明が今後も求められると思います。
その一方で、兼重宏一氏自身の『人間性』の部分はかなり歪曲された形で伝わっている情報もあると思いますので、
いずれにしてもせめて一度は会見を開くなどして、自分自身の言葉で話して欲しいと思っています。