3月26日早朝、大谷翔平選手が水原一平氏の賭博問題を受けて急遽記者会見を行いました。
会見で語った内容を記載していきます。
【大谷会見内容】水原一平の賭博問題の関与を否定・事実まとめ
3月26日午前6時45分頃、急遽大谷選手は会見を行いました。
緊張した面持ちで、慎重に言葉を選びながら語っている様子が印象的でした。
語った内容としては主に次の4つです。
■現在調査中のため、話せることには限りがある。
■水原氏(”一平さん”と呼称)が勝手に大谷選手の口座からお金を盗み嘘をついていた。
■「水原氏の友人の肩代わり」という話はあった。
■(賭博問題を)知ったのは韓国第1戦後のチームミーティング時。
大谷選手の関与について話題になっていましたが、大谷選手の口から「一切ない」と語られていたことから
多くのファンはホッとしているかもしれません。
また、大谷選手自身の様子がとても残念そうな、若干憤りを覚えているような表情からとても
誠実にこの問題に向き合っていることが窺えました。
会見の時間はわずか11分でしたが、大谷選手の真面目な人柄がにじみ出ている会見でした。
大谷氏会見内容全文
「まずみなさん、来ていただいてありがとうございます。僕も話したかったのでうれしく思っていますし、チームの関係者の皆さん、僕自身もそうですけど、ファンの皆さんもここ1週間くらい、きびしい1週間だったと思うんですけど、皆さん含めて、がまんとご理解していただいたのは、すごくありがたいなと思っています。
Yahoo!ニュースより引用
まず、僕自身も信頼していた方の過ちというのを悲しくというか、ショックですし、今はそういう風に感じています。
現在進行中の調査もありますので、今日話せることにまず限りがあることにご理解いただきたいということと、また、今日ここに、詳細をまとめた、わかりやすくみなさんにお伝えするためにまとめたメモがありますので、そちらの方に従って、何があったのかというのを、まず説明させていただきたいと思います。
まずはじめに僕自身は、何かに賭けたりとか誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それを頼んだり、ということは無いですし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことももちろん、まったくありません。
本当に数日前まで、彼がそういうことをしていたということも全く知りませんでした。
結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんな、ぼくのまわりみんなにウソをついていたというのが、結論から言うとそういうことになります。
まず、初めに言うと、先週末、韓国で僕の代理人に対して、私が違法なブックメーカーから、僕が賭博に関与しているのではと連絡がありました。
一平さんは、僕にこういった取材の依頼があるということもまず僕に話していなかったし、僕の方にそういう連絡はまず来ていなかったということと、代理人には一平さんは僕と話して分かったのは一平さんにではなく、某友人の借金の肩代わりとして支払ったというふうに、僕の代理人含めて話してました。
その翌日に、さらに尋問で一平さんは僕たちの代理人に対して、借金は自分のもの、一平さん自身が作ったものだということを説明しました。それを僕が肩代わりしたという話をそのとき代理人に話したそうです。
そしてこれらは、まったくすべてがウソだったということです。 一平さんは取材依頼のことも、僕にはもちろん伝えていなかったですし、代理人の人たちに対しても、僕はすでに彼と話して、コミュニケーションをとっていたとウソをついていました。 そして、僕がギャンブルに関しての問題を初めて知ったのは、韓国の第1戦が終わったあとのチームミーティングの時です。 そのミーティングで彼は全部英語で話していたので、僕にその時通訳がついていなくて、すべて英語で話していたので、完全には理解できていなくて、なんとなく、こういう内容だろうなというのは理解できていましたが、なんとなくそのときは違和感を感じていました。 その時彼は僕に対して、ホテルに帰った後で2人でより詳しいことを話したいので、今は待ってくれと言っていたので、僕はまずそのときはホテルまで待つことにしました。 僕は一平さんはミーティングのときに、ギャンブル依存症だというのは知らなかったですし、彼が借金していることも、そのミーティングのときは知りませんでした。
僕は彼の借金返済にもそのときも同意してませんし、ブックメーカーに対して送金してくれと頼んだことももちろん許可したこともないです。
そのあと試合後、ホテルに戻って一平さんと初めて話して、彼に巨額の借金があることをそのとき知りました。 彼はそのとき私に、僕の口座に勝手にアクセスして、ブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました。僕はやはりおかしいと思って、代理人と話したいということで、代理人を呼んでそこで話し合いました。 話を終わってこれを聞いて、僕の代理人も彼にウソをつかれていたということを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士の人たちにそのとき連絡しました。そのドジャースの皆さんも、代理人の人たちも彼らも、そのときにはじめて自分たちもウソをつかれていたことを知りました。 そして、僕が弁護士の人たちが、これは窃盗と詐欺のことなので、これは警察当局に引き渡すという報告をしました。
これが、そこまでの流れなので、僕はもちろん、スポーツ賭博には関与していないですし、ブックメーカーに送金をしていたという事実はまったくありません。 正直、ショックという言葉が、正しいとは思わないですし、それ以上、うまく言葉では表せないような感覚でこの1週間くらいは過ごしてきたので、今はそれを言葉にするのは難しいと思っています。 ただ、シーズンも本格的にスタートするので、ここから、弁護士の方々にもお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいなと思っています。 気持ちを切りかえるのは難しいですけど、シーズンに向けてスタートしたいですし、きょうまずお話しできてよかったと思っているので、きょうは質疑応答は、これが今お話しできるすべてなので、質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います。以上です。ありがとうございました」
大谷会見に対する世間の反応は?
Xには続々とコメントが書き込まれていました。
早朝にもかかわらず、かなり世間の注目度が高いようで書き込みが次々に増えていました。
多くは「(大谷選手の関与がなくて)安心した」、「裏切られた大谷選手が気の毒」といった声でした。
一方でお金のリスク管理の問題を指摘する声もあり、今後も様々な議論が巻き起こりそうですね。