新政党の日本保守党が話題になっています。
10月17日に結党会見が行われてからまだ1ヶ月足らずですが、
ネットニュースを中心に名前を聞く機会が増えてきています。
日本保守党とはどのような政党なのか?わかりやすく解説したいと思います!
日本保守党は百田尚樹率いる5人の新政党
日本保守党は作家の百田尚樹氏が代表を務める新政党です。
11月12日現在、百田氏を含めた5名が所属しています。
代表を務める百田尚樹氏は現在67歳。『海賊とよばれた男』や『永遠の0』といった名著で知られる作家です。
放送作家として活動していた時期もあり、伝説の長寿番組『探偵ナイトスクープ』も手掛けた有名作家の1人でもあります。
最近はYouTuberとしての活動も行っており『百田尚樹チャンネル』は登録者数43万人を超えています。
(※2023年11月12日現在)
『海賊とよばれた男』や『永遠の0』を読んだことがある方はなんとなく分かると思いますが、
日本の先人たちを敬い、日本の歴史や文化を大変誇りに思っている作家さんと言えます。
日本保守党の事務・広報を務めるのがジャーナリストの有本香さんです。
有本さんは、東京外国語大学を卒業後、出版社に勤務。
旅行雑誌の編集長を10年、上場企業の広報担当を3年経験したのち独立。
国際関係、日本国内の政治等のテーマを中心に取材し執筆活動を行っています。
日本保守党の会見では、自らが司会進行を務め、メディアへの取材対応は有本さんがほぼ一人で行っているようです。
話す内容がとても端的で、聡明な女性といった印象です。
そして現名古屋市長の河村たかし氏が共同代表を務めることが決まっており、
現荒川区議会議員の小坂英二氏が事務、元名古屋副市長の広沢一郎氏が事務局次長に就任しています。
『百田新党』を旗揚げするという噂は以前からSNS等であったものの、10月にそれが現実のものとなり、
そこに現名古屋市長の河村たかし氏が共同代表として迎えられたことで、
これは本当に期待できる政党かも!
と一気に国民の関心が高まったものと思われます。
ちなみに名古屋市の河村市長は「日本一給料の安い市長」として有名。
市長の呼びかけによって名古屋市は4億円の減税に成功しています!
では、日本保守党に対して世間ではどのような声が上がっているのかを見ていきましょう!
日本保守党に対する世間の声
日本保守党に対する意見は日々多方面から上がっているようです。
具体的にどのような投稿があるのかを見ていきます。
『百田新党』改め『日本保守党』の政策に期待する人がかなり多いことが分かりますね。
11月11日に大阪・梅田のヨドバシカメラ前で行われた街頭演説は驚くほどの超満員!
SNSには圧巻の様子が続々と投稿され「これ本当に日本か?」と目を疑うほどの聴衆が集まっていました。
メディアがこの様子を報道しなかったのは、なぜ?
日本保守党の政策とは?小学生でも分かるように解説!
では日本保守党はどのような政策を掲げているのか?
わかりやすく解説してみたいと思います。
日本保守党の考える”保守”とは?
まず『保守』という言葉の意味ですが、政治においての保守は「昔からの政治理念・思想を維持する」といった意味です。
では『日本保守党』はこれまでどおりの政治を続けるだけの団体か?と思ってしまいそうですが、そうではありません。
日本保守党は
国民の多くが、「変えたい」と思ったことは変えるべき。
国民の多くが、「変えない」と思ったことは変えないべき。
という柔軟な考えを持っており、
その判断を下すのはあくまで『国民の多く』と考えてくれているようです。
たしかに日本の古来からの文化で残っているものもあれば、時代に合わせて変わっていったものもありますよね。
各地域のお祭りなどのイベントはいまだに各地で毎年開催されて喜ばれている一方で、
髪型をちょんまげにしている男性は、ハロウィン当日の渋谷でもお目にかかれません。
このように『残すべきもの』、『なくすべきもの』はみんなの多数決や話し合いで決めていきましょうよ、というのが日本保守党の考える”保守”と言えます。
「いやいや、これまで自民党とかもそうしてきたんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、
実は、国民とこういった議論をしないまま、政治主導で大事な物事を勝手に決める動きが出てきています。
(※後ほど詳しく書きます)
この現状にストップをかけようとしているのが日本保守党と言えます。
日本保守党の掲げる4つの軸
日本保守党の考える”保守”のイメージがついたところで、次に日本保守党が考える4つの軸について説明します。
日本保守党の掲げる4つの軸は以下のとおりです。
①LGBT法は天下の悪法である
②万世一系の皇統を護持せよ
③移民政策の現状を見直すべし
④エネルギー政策を見直すべし
・・・・・これを見ただけでは、ちょっと何言ってるか分かりませんよね笑
1つずつ解説していきます。
①LGBT法は天下の悪法である
今年の6月に『LGBT理解増進法』が施行されました。
この法律を日本保守党は『天下の悪法』とまで強い表現で批判しており、
今後「女性や子供の安全が脅かされる」と警鐘を鳴らしています。
しかしこの法律、私たち国民はどんな法律なのかよく分からない人が多いと思います。
『国民の多く』が理解すら出来ていない法律をなんと国会で審議もせず1時間ほどで可決してしまいました。
これが法律として認められたことによって何が起きるか?
自らを性的少数者だと偽って、異性の公衆トイレや公衆浴場に入る等の行為が横行することが懸念されています。
これだけでもかなりの恐怖ですが、さらにこういった事件を起こした犯人側が、
「LGBT法がありますよ!私侮辱されました!訴えます!」などと言って、
被害者側が訴えられたり罰則を受ける可能性もあります。
日本保守党はこういったリスクをはらんでいるLGBT法を「天下の悪法」という強い言葉で糾弾しているわけですね。
ちなみに百田代表は性的少数者のことを理解するのは当たり前の話で、わざわざこんな法律を作るから問題が起きると述べています。
②万世一系の皇統を護持せよ
日本保守党では「柔軟な保守」の考え方を取り入れているという話を先に述べました。
「国民の多くが変えたいことは変えるべき。変えないことは変えないべき」という理念ですね。
ただし、断固として「変えないべき」と考えているのがこの、『万世一系の皇統』ですね。
言葉は難しいですが、平たく言うと、『皇族は、永久に一つの系統が続くこと』を意味しています。
日本は世界で唯一、『万世一系の皇統』を守り続けている国であり、これを日本の誇りと考えているようです。
たしかに125代も続いている皇統というのは他国に例がなく、
これを日本人の誇りとする考えは日本人として至極真っ当な考え方と言えますね。
③移民政策の現状を見直すべし
現在の日本では多くの外国人労働者を受け入れており、その結果不法滞在者もかなりの数に上ると見られています。
埼玉県川口市や蕨市ではクルド人たちと市民との間でトラブルが絶えず、SNSには日々目を疑うような光景が投稿されています。
海外に目を向けると、ニューヨークやロンドンといった都市において、
移民を多く受け入れたがために、街中で集団での窃盗や暴力などのトラブルが多発し深刻な事態となっています。
日本保守党の主張では、「(このままでは)日本もいずれこうなる」ということ。
百田尚樹代表は、「外国人労働者は確かに必要。でも、日本に適正な移民の数というものがある」と述べており、誰でも受け入れるような政策に注意喚起していました。
ちなみに現在の日本では、日本に90日間滞在して、91日目に「私は難民です。国に帰れません」とさえ言えば、強制送還できないしくみになっています。
これでは、日本は誰でも彼でも好きなように入ってきて、滞在して当の日本人の生活が脅かされるという危険性がありそうですよね。
※埼玉県クルド人問題については別記事に書いています↓
④エネルギー政策を見直すべし
日本保守党はエネルギー政策について、4つの項目を掲げています。
①再エネ賦課金の廃止
②エネルギー分野への外国資本の参入を禁止する法整備
③わが国の持つ優れた火力発電技術の有効活用
④電気自動車への補助金廃止
明確な項目を掲げているのでとても分かりやすいのですが、
①の『再エネ賦課金』について解説します。
これは「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略であり、私たちの毎月の電気料金に含まれています。
ちなみに『賦課金』というのは『税金などを割り当てて負担させるお金』という意味なので実質の税金ですね。
なぜ国が再エネ賦課金をとるかと言えば、再生可能エネルギー普及のためとされています。
再生可能エネルギー発電は今のところ原子力発電や火力発電などより割高ですので、
その負担をみんなで分け合って再エネ施設を増やそうとしています。
ただ、みなさん、こんな税金が電気代に上乗せされて取られてるの知ってましたか?
たぶんほとんどの方は知らないのではないかと思います。
日本保守党に言わせれば、こういうしくみを『国民が知らないまま』徴収されていること自体が問題であり、
再エネ賦課金を廃止すれば電気代安くできるでしょ?という話です。
これはエネルギー政策の中の一例にしか過ぎませんが、こういったエネルギー政策に対しても、
『国民の多くが変えたいことは変えて、変えないことは変えない』というスタンスで臨んでいると考えられます。
以上4つの軸を掲げて、早速注目を集めている日本保守党。
なんと公式X(Twitter)アカウントのフォロワー数は、日本の政党の中でトップだそうです。
今後、日本を動かすような一大勢力となり得るのか?
党員はすでに4万人を超えているようで、1人あたり6000円の年会費を払うので、
4万人×6000円=2億4000万円
なんと既に2億4000万円もの資金が集まっている計算になります!
結党から1ヶ月足らずで、既に話題となっている日本保守党。
国民の関心度の高さを見ていると、案外本当に日本を動かす一大勢力になるのではないかと思えてきます。
5名の精鋭はこの先どのように既得権益に立ち向かっていくのか?
個人的には大変注目しています!