10月31日午後2時過ぎ、埼玉県蕨市の蕨郵便局に拳銃のようなものを持った男が押し入り、立てこもりました。
犯人は戸田市に住む80歳代の男と見られ、21時50分現在も県警が郵便局を包囲し、男に投降するよう電話で説得を続けている模様です。
男の持っている拳銃についてネット上では「トカレフではないか?」という噂が立っています。
トカレフであれば、日本ではどのような入手経路が考えられるのかを調査してみました!
蕨郵便局立てこもり事件概要
男は郵便局に立てこもる前に、別の場所で放火と発砲事件を起こしたものと見られています。
31日午後1時過ぎ、郵便局から約1・5キロメートル離れた同県戸田市本町の戸田中央総合病院で、
男が屋外から診察室に向けて発砲。40代の男性医師と60代の患者の2人がけがをしています。
いずれも意識があり、命に別条はないといいます。
そしてその後、男は蕨郵便局へ移動。そこで立てこもりを続けています。
局内には逃げ遅れた20歳代と30歳代の女性局員2人がいましたが、
20歳代の局員は午後7時17分に局外に歩いて出てきたところを無事保護されたようです。
県警によりますと、取り残されている30歳代の局員もけがはないと報道されています。
ちなみに発砲事件の直前には、この男の自宅とみられるアパートで火災も起きていました。
蕨郵便局立てこもり事件に対する世間の反応
80歳代男性による発砲、放火、立てこもり事件という珍しい事件ということで世間の関心度も高いようです。
現場は緊迫した状況が続いているようで、SNSには生々しい現地の状況が次々に投稿されています。
また、男の所持している拳銃が「トカレフではないか?」ということも話題になっているようです。
ちなみに犯人が所持している(という意見が多い)トカレフTT-33ですが、
旧ソビエト連邦で製造された軍用自動拳銃であり、旧ソ連軍の前身である労農赤軍で1933年に正式採用されていたものです。
しかしこんな危ない代物、この犯人はどうやって入手したのでしょうか?
正確な入手経路についてはまだ現時点では分かっていませんが、
日本でトカレフを入手する場合の入手経路について調べてみました!
蕨郵便局立てこもり犯人は暴力団関係者?
調べてみたところ、基本的に日本では拳銃を入手することは非常に困難なようです(当然ですが・・・)
そこは「いくらお金があっても信用がなければ買えない」という世界らしく、
拳銃等を扱う『闇武器屋』は、ほぼ暴力団の専業となっています。
ヤクザは殺してなんぼの世界であり、抗争事件での殺人は“仕事”と呼ばれる。仕事を貫徹するために“道具”(銃の隠語)は欠かせない。
密輸は専門的な知識と人脈が必要で誰にでもできる仕事ではないので、どうしても専門家に依頼し、そこから買う必要がある。が、専門家とはいっても、銃器売買を専業にするのは危険だ。警察や税関が目を光らせており、見つかればすぐに捕まり、重い懲役刑が科せられる。不特定多数に売るわけにはいかず、店に並べることもできない。
すべては口コミの世界で、金があっても信用のない素人は買えない。何より、たとえヤクザであっても、映画のように拳銃を日常的には携帯していない。なので、訳ありの相手か、抗争にならないと売れず、専業が成り立ちにくい。
プレジデントオンラインより引用
よって、日本で拳銃を入手することが可能なのは、基本的には『暴力団関係者』で、『訳ありの場合』という非常に限られたケースになるようです。
ちなみに今回の犯人に対して「元暴力団関係者なのでは?」という声も多く上がっていました。
まだ現段階では、憶測でしかないのですが、
①(暴力団関係者が使用する)トカレフを持っている
②病院の発砲で2人をケガさせている
この2点からすると、たしかに銃を使い慣れた暴力団関係の人物という可能性は考えられますね。
今後情報が明らかになり次第追記していきたいと思います。