オリックス・バファローズの守護神である平野佳寿投手が話題になっていますね。
平野佳寿投手と言えば、試合中に時折見せるメンタルの強さが注目を集めています。
今回は平野佳寿投手が実践しているメンタル維持法5選について調査しました!
平野佳寿プロフィール
まずは平野佳寿投手のプロフィールをざっくりまとめていきます!
- 氏名:平野 佳寿(ひらの よしひさ)
- 生年月日:1984年3月8日
- 年齢:39歳 ※2023年10月現在
- 身長:186cm
- 体重:88kg
- 投球・打席:右投右打
- ポジション:投手
- プロ入り:2005年(希望入団)
平野佳寿投手は、大学4年時にNPB大学・社会人ドラフト会議希望枠でオリックス・バファローズに
契約金1億円、出来高払い5000万円、年俸1500万円(金額は推定)という条件で入団しました。
(※2023年現在は年俸2億2000万円)
その後は2017年に米大リーグで活躍。
ダイヤモンドバックス、マリナーズを経て、
2021年に再びオリックス・バファローズに戻ってきたという珍しいキャリアを積んできた選手の1人です。
平野佳寿のメンタルがすごいという世間の声
そんな平野佳寿投手の「メンタルがすごい!」と話題になっています。
10月21日に京セラドームで行われた
CS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージで3セーブ目を挙げた際に見せた
メンタルの強さがさらに平野佳寿投手の評価を押し上げたようですね!
ちなみに「メンタルが強い!」と話題になったシーンがこちらです!
確かに気持ちの切り替えの早さ、見習いたいですね!笑
【方法5選】平野佳寿に学ぶメンタル維持
それでは平野佳寿投手のメンタル維持方法5選を紹介します!
平野佳寿に学ぶメンタル維持方法①:切り替えのルーティンを決めておく
1つ目は切り替えのルーティンをあらかじめ決めておくことです。
動画を見ると平野佳寿投手が一瞬悔しそうな表情で首を傾げますが、
1秒にも満たない速度でグラブをパン!と叩いて、
それと同時に、ウソのように明るい表情に切り替わっていることが分かります。
恐らくこれは平野佳寿投手は、グラブを勢いよくパン!と叩く動作で気持ちを切り替えるように
あらかじめ決めているのではないかと思われます。
実はこの「あらかじめ決めている」というのが
“怒り”や“悔しさ”といった負の感情をコントロールするにあたってとても大事と言われています。
負の感情は「コントロールできない」状態というのが最も危険で、
そういった状況に陥ると「我を忘れて」自暴自棄になったり、
周囲に当たり散らしたりしてしまう人が多いものです。
そのような状況になる前に「怒りそうになったらこのルーティン!」と自分の中で決めておけば、
もうその時点で「自分の気持ちをコントロールしている」ということになり、
本来コントロール出来なさそうな負の感情も制御可能と言われています。
ちなみに「深呼吸する」などの簡単なルーティンを取り入れている人も多いようです。
怒りの感情が出たときには、深呼吸というのは非常に有効な手段です。特に鼻から吸って口からゆっくり吐き出すという呼吸法は、怒りにより興奮した自律神経を落ち着かせる効果があります。
マイナビウーマンより引用
怒りが爆発する前のイライラ・不安を感じたら、目をつぶり深い呼吸を心がけてみてください。第一のステップとしてまずは深呼吸だということを頭に入れてみてください。
平野佳寿に学ぶメンタル維持方法②:悔しがる時間を決めておく
2つ目は悔しがる時間を決めておくことです。
”怒りのピークは最初の6秒間”と言われており、
この6秒間を乗り切れば、キレて自暴自棄になったり、周囲に恥ずかしい姿を見せるリスクも半減します。
平野佳寿投手の動画を見ると、一瞬悔しがってはいるものの、それはほんの一瞬のことだと分かります。
『悔しがってはいけない』と自分に制限を設けるのもいいですが、
たいていそういうムリをするといつかのタイミングで大爆発を起こしてしまうものなので、
”悔しい”や”ムカつく”という負の感情は否定せずに、一度受け入れて、
気持ちを切り替える(コントロールする)という発想ですね。
①の方法に通ずる部分もありますが、「怒りそうになったら6秒数えてみる」というのも
気持ちをコントロールする上で効果的と言えますね!
平野佳寿に学ぶメンタル維持方法③:笑顔を作る
3つ目は笑顔を作ることです。
平野佳寿投手は打たれた後でもベンチで笑顔でいることがよく話題になっています。
ときに「わざとらしい」ほどの笑顔に感じることもありますが・・・笑
打たれた直後ほど歯を出してニッと笑っていることからカメラマンもあえて狙って撮っているようですね笑
ただこれはメンタル維持をする方法としてかなり効果的であると言われています。
実はこれには科学的根拠もあり、
笑顔になることによって不安感やストレスを軽減する「ドーパミン」が体内に分泌されて
パフォーマンスに大きな違いが出ると言われています。
また、笑うことで不安感やストレスを軽減する「ドーパミン」、痛みを和らげたり神経を落ち着かせる「エンドルフィン」、幸福ホルモンと呼ばれる「セロトニン」、愛情ホルモン「オキシトシン」などの脳内物質が分泌され、心身がリラックスする効果も。その結果、全身が健やかな状態に近づいていきます。
かいごガーデンより引用
人間、気持ちが高揚しているときは当然、
自然と笑顔が出ていつも以上のパフォーマンスが発揮できることがよくあります。
上手くいってる⇆笑顔になる
この好循環を、無理やり笑顔になることで自ら作り出している状態と言えますね!
さらに、「笑顔の人の周りには笑顔の人が集まる」と言われているので、
チームの中で39歳という年長者のムードメーカーである平野佳寿投手が笑顔でいることによって、
チームメイトやファンにもプラスの感情が波及していき、
ますます良いプレーができる環境を作り出しているのではないでしょうか。
平野佳寿に学ぶメンタル維持方法④:前を向いて俯瞰する
4つ目は前を向いて俯瞰することです。
平野佳寿投手は、打たれた直後にすぐバッターボックスを振り返り、
「よし!次いこ次!」という雰囲気で正面を向いていることが分かります。
負の感情になったときに怖いのは、「視野が狭くなること」です。
こういうときに下を向いてしまうと、“可哀想な自分”のことしか見えなくなってしまい、
「あぁ~オレはなんてダメなんだ」となってしまいます。
しかしこういうときこそ、平野佳寿投手のようにしっかり前を向いて、
周りの風景を眺めてみると、自分を心配そうに見てくれている人もいれば、
全然自分のことを見ていない人も案外いたりすることに気づけるものです。
このときの平野佳寿投手も、全体を眺めることでチームメイトの姿や客席のファンの姿を見て
冷静になれたかもしれませんね!
平野佳寿投手の動きを見ていると、「あえて前を向いている」ようにも見え、
意識的に実践しているルーティンの1つということが考えられます。
平野佳寿に学ぶメンタル維持方法⑤:自分を客観視する
5つ目は自分を客観視することです。
平野佳寿投手はベンチでの姿がよくファンから目撃されており、
その際に笑顔でいることが多いことから「一種のファンサービスなのでは?」と言われています。
恐らく「ベンチでの自分の姿が見られている」という意識が普段からあり、
その上で「暗い顔をしていてはファンに悪い」といった思いを持っているのではないかと思われます。
よって、マウンドでの経験を積むに連れて「今の自分はこう見られているはず」という意識が常にあり、
自分自身を客観視することができていると考えられます。
自分の気持ちをコントロールする上で、
このように「自分を客観視できる」レベルまで到達できるともはや最強で、
こんな場面で怒ったらすげーカッコ悪いやん、オレ。笑っとこw
などと冷静にコントロールできているからこそ、
ファンを楽しませることができる一流の投手と言えるのではないかと考えます。
過去にはファンにキレたこともあった!
実はそんな平野佳寿投手も数年前にはファンに対して”ブチギレた”ことがありました笑
2015年5月にハマスタ(横浜スタジアム)で行われたDeNAベイスターズ戦において、
客席からの野次に反応してしまい、大声で観客と『やり合う』場面がテレビ中継で放送されました。
現在の平野佳寿投手からしてみれば、想像つかないような姿ですが、
プロの勝負の世界で闘っているプレッシャーや緊張感を考えると、
心ない野次が飛んできたときは「怒るのが普通」というぐらいのレベルかもしれませんよね。
しかし、この後の2017年~2020年の約3年あまりの米大リーグでの経験を経て
見違えるような投手に成長した平野佳寿投手。
元々は怒りっぽい性格でメンタルが崩れやすい部分があったのかもしれませんが、
そういう人でも、工夫次第でメンタルを維持できることの証明だと言えますよね。
投手としての実力もさることながら、ファンサービスも手厚い平野佳寿投手!
これからますます注目が集まりそうですね!