ホリエモンこと堀江貴文さんが福島第一原発の『処理水』の海洋放出について解説した動画が話題となっています。
動画の中で堀江さんは、
海洋放出は危険だ!
と不必要に騒ぎ立てるインフルエンサーや芸能人を痛烈に批判しており、
ネットユーザーや東北出身の方から多くの称賛の声が上がっているようです。
この解説動画の内容がもっと広まってくれることを願い、
内容をできるだけわかりやすく記事にまとめてみたいと思います!
ホリエモンの処理水解説の動画とは?
堀江さんが動画を公開したのが8月25日(金)のこと。
処理水の安全性に関する内容が大変分かりやすいことと、
政治家や芸能人を痛烈に批判するくだりもあり
エンタメ的な面白さもあることで、かなり話題を呼んでいます。
ちなみに2日間での再生回数は78万回超。
コメント欄には「よくぞ言ってくれた!」という賞賛の声が続々と寄せられています。
ホリエモンの処理水解説を小学生でも分かるように解説してみた!
この動画で堀江さんが伝えたいポイントをまとめると5つ。
①処理水は、(やりすぎなぐらい)充分に薄めた上で海洋放出しているから安全性に問題なし。
②安全なのに一部の政治団体、活動家が「危険だ」と騒いでいる。
③一部の芸能人やインフルエンサーも一緒になって「危険だ」と騒いでいる。
④「東北の海産物を食べるな」等の風評被害が広がり、いまだに東北の人たちを苦しめている。
⑤中国の「日本の海産物輸入禁止」で日本側が動じるのは中国の思うツボ
1つずつ詳しく見ていきましょう
①処理水は、充分薄めた上で海洋放出しているから安全
まず1つ目のポイントとしては、
「処理水は充分すぎるぐらい薄めた上で海洋放出しているから安全」ということです。
堀江さんが動画の中で強調していたのが、この『薄める』という意味が分かっていない人が多い!ということです。
このあたりは、話をわかりやすくするために、堀江さんの解説に若干補足を入れるのですが、
現在問題となっている放射性物質『トリチウム』はそもそも自然界に存在している物質です。
しかも私達が普段使っている生活用水や飲水にも微量のトリチウムは含まれていて、
私達の体内にも常にトリチウムが存在している状態です。
※参考情報(経済産業省HPより引用)
雨水、水道水に含まれるトリチウムの濃度:1リットルあたり0.1~1ベクレル
私達体内のトリチウムの量:数十ベクレル
要は、この濃度があまりに濃くなりすぎると危険という話で、
充分に薄めたトリチウムが体に入って危険ということはまず無いのです。
水道水ガブ飲みして病気になった人とか聞いたことないですもんね・・・。
ちなみに福島第一原発から海洋放出されている『処理水』の濃度は、
1リットルあたり10ベクレルという値。
雨水、水道水の濃度である『1リットルあたり約0.1ベクレルの100倍!?』と思うかもしれませんが、
ここまで薄めた処理水を、沖合1km,水深12mの海底に放出するのです。
しかもここから放出された処理水がどうなるかというと、
広~い海にほぼ無限に存在する海水でさらに薄められます。
私達が12mの海底にもぐって処理水を直接ガブ飲みしたり、
深海魚に直接処理水を注入(怖い!)するなら話は別ですが、
恐らく10ベクレルの処理水は、海水によりさらに薄められることによって、
自然界にもともと存在する0.1~1ベクレルよりずっと薄くなることは想像に難くないと思います。
②安全なのに一部の政治団体、活動家が「危険だ」と騒いでいる
ポイントの2つ目は、「安全なのに一部の政治団体と活動家が危険だと騒いでいる問題」です。
動画の中で名指しで批判されたのが「れいわ新選組」と「参政党」です。
特にれいわ新選組の山本太郎代表に対しては、堀江さんは個人名を挙げて名指しで痛烈に批判していました。
堀江さん曰く、これらの政治団体の人たちが
東北の水産物、農産物は食べてはいけない
などと主張することによって、いらぬ風評被害が広がっていると。
さらにこれらの政治団体の人たちは、
「放射性物質の話題はみんな怖がって話を聞いてくれるから、
この話題をいつまでも引っ張ってやろう」という魂胆があるのだそうです。
言われてみれば、山本太郎さんはこの件をいつまでも国会で質問してますよね。
一部の国民からは「良い政治家だ!我々のために戦ってくれている!」と思えるのかも知れませんが、
堀江さんの主張するように、
「いつまでもこの話題を引っ張って政党助成金(税金)をもらっている」
という見方をすると・・・その人たちも少し印象が変わるかもしれませんね。
動画の後半で堀江さんは、少し声を荒らげて、
「おい!山本太郎見てるか!?お前に言ってるよ!」とまで言っており、
本件をいつまでも引っ張る山本太郎氏には相当頭に来ているようですね。
③一部の芸能人、インフルエンサーも一緒になって「危険だ」と騒いでる
ポイントの3つ目は、実名こそ明かさなかったものの、
一部の芸能人やインフルエンサーが②で挙げたような政治家と一緒になって「危険だ」と騒いでいるとのこと。
堀江さんと交友関係のある著名人までもがこういった主張に同調しているようです。
これには堀江さんもほとほと呆れているようで、「お前ら中学からやり直せ」とまで言っていました。
SNSでは様々な芸能人の「予想」がなされているようですが、
これに関しては堀江さんも動画内では実名は出していないため、割愛したいと思います。
④「東北の海産物を食べるな」という風評被害が東北の人たちを苦しめている
②や③のような、政治家やインフルエンサーによって、
とても『非科学的』で『感情的』な風評が広がり、
それによって東北の人たちを苦しめているということに対して、堀江さんは相当な怒りを持っているようです。
福島第一原発事故からもうじき13年が経とうとしている現在でも、
自分たちの「利権を守るため」や「無知」のせいでいたずらに東北の人たちを苦しめていることについて、
堀江さんが今回動画の中で怒りを爆発させたわけですが、
動画のコメント欄には東北の方からの称賛の声も多く集まっているため、
個人的には堀江さんのこの動画をキッカケとして、世間の誤解が払拭されてほしいと思っています。
⑤中国の「日本の海産物輸入禁止」で日本側が動じるのは中国の思うツボ
そしてポイントの5つ目は、このたびの「海洋放出」をキッカケに中国は
「日本の海産物輸入禁止」の措置を講じましたが、
これに日本政府が動じてしまっていたら中国の思うツボだということです。
堀江さんによると中国は常に日本政府に対して「牽制球を投げてくる」もので、
とにかく「何でもいいから問題があれば難癖をつけてくる国」だという見方です。
ちなみに過去にも中国は「日本の和牛は輸入禁止!」という措置を講じておいて、
しれっとカンボジア経由で和牛を輸入していたことがあったそう。
そういうことを平気でやる国なので、中国にこちらから歩み寄るような姿勢を見せてしまうと、
向こうの思うツボであり、何をやっても難癖はつけてくるので、
「相手にしなくていい」というのが堀江さんの主張です。
「誰もが思ってて言えなかったこと」を言ってくれた堀江さんに改めて敬意を表したいと思います。
1人でも多くの方にこの内容が伝わり、風評被害でいまだに不当に苦しめられている東北の方が少しでも救われるキッカケになってくれればと願っています。