ジャニーズ事務所に所属している
タレントの櫻井翔さんが『ニュースZERO』の中で
ついにジャニー喜多川氏の性加害問題について言及したことが話題になっています。
涙ぐみながら自分の言葉で視聴者に向けて話す姿から称賛の声が上がる一方で
「可哀想」といった意見も目立っています。
今回の騒動で櫻井翔さんがコメントをするまでに追い込まれた理由について調べました。
櫻井翔のニュースZEROでのコメントに対する世間の声
櫻井翔さんがカメラをまっすぐに見据えて
言葉を選びながらコメントする姿がとても印象的でしたね。
ジャニーズタレントの中で目立つ存在(キャスターでもある)からこそ
世間から「コメントしないのか?」と
他のジャニーズタレント以上にこの件に触れることを求められていたのではないかと思います。
誠実さが伝わるコメントでしたよね!
話す様子はとても誠実なものだったと思いますし、
ファンや関係者など、様々な立場の人のことを考えて慎重に言葉を選んで
ご自身の考えを最大限伝えていたように思えました。
櫻井翔がコメントするまで追い込んだ日本人の怖さとは?
一方で、今回櫻井翔さんがこの件に関してコメントすることを
一部のネットユーザーが非常に強く望んでおり、
ネット上で「なんで櫻井翔は話さない!?」と
過激な言葉で責め立てていた印象もありました。
そこには日本人特有の「集団心理」も関係しているのではないかと思いました。
櫻井翔はコメントするまで「追い込まれたのでは?」という意見
ちなみに櫻井翔さんがコメントするまでに「追い込まれたのでは?」という声がネット上で多く見られました。
櫻井翔さんがコメントした後も厳しい声を上げる人も・・・
そして櫻井翔さんがコメントを発表した後でも
手厳しい声を上げる人が多いようです。
こういった意見も一個人のものなので、
悪いというわけではありませんが、
櫻井翔さんは今回、
現時点の自身の立場で言える範囲のことは
誠意を尽くして伝えたのではないかと思います。
しかし櫻井翔さんがニュースZEROでコメントを発表するまでに、
執拗に「コメントをしろ!」と言い続けたネットユーザーが多かったことが
個人的にはとても気になりました。
そこには日本人特有の「集団心理」が関係しているのではないかと考えます。
ビジネス戦略コンサルタントであり、『MPS Consulting』代表の鈴木博毅氏は、
以前ダイヤモンドオンラインの取材で、
「なぜ日本ではネットの集団攻撃が生まれやすいのか?」について言及しています。
その中で、ネットの集団攻撃が起きる理由として、
特定の人物に数名が攻撃を仕掛けて、
相手が抵抗しなかった(できなかった)場合に、
「この相手は攻撃してもいい人物だ」と錯覚してしまうという集団心理があるようです。
数名の非難する者が集まり、それが抵抗を受けずに非難を続けると「この対象は攻撃してもいい相手」だと、お墨付きを得たように感じてしまうのです。
そうなると、一般的な倫理ではなく、集団の倫理に早変わりしてしまい、「非難してもいい相手」に無責任な憎悪が集中してしまうのです。
ダイヤモンドオンライン『なぜ日本ではネットの集団攻撃が生まれやすいのか?』より引用
今回の櫻井翔さんの一件では、
櫻井翔さんがジャニーズ事務所のタレントであり、
キャスターという、発言に影響力があったことから
ご本人もその影響を考えすぐにコメントはできなかったものと思われます。
そのような状況の中で、立場上すぐにコメントできない姿を見た
一部のネットユーザーが、
「なぜコメントしない!?」、
「コメントできないのか!?」
と集団で櫻井翔さんを責め立てるような構図が出来上がったのではないかと考えます。
ネットの批判ってこういう構図なんですね!
まとめ
今回は櫻井翔さんの『ジャニーズ性加害問題』にコメントしたことによる世間の反応について調査してみました。
一部の視聴者たちに責め立てられるように、それでも勇気をもって誠実にコメントを発表した櫻井翔さんは評価されてしかるべきだと個人的には思います。
批判的な声もまだまだ多いようですし、櫻井翔さんはパニック障害であることも一部では報道されているようなので、体調に気をつけて、周りのスタッフやファンが櫻井さんを支えてあげてほしいと願います。