5月17日夜、長崎県佐世保市で高齢男性を車ではねた後、その場から逃げた疑いで
長崎県看護協会の会長が警察に逮捕されました。
ひき逃げの疑いで警察に逮捕されたのは長崎県看護協会の会長で、佐世保市母ヶ浦町に住む西村伊知惠容疑者(69歳 )です。
今回は西村容疑者の経歴について調べ、家族がいるのかについても調査してみました!
長崎県看護協会会長・西村伊知惠に対する世間の声と犯行内容

西村伊知惠に対する世間の声
まずは今回西村伊知惠容疑者が起こしたひき逃げ事故に対する世間の声を集めてみました。
やはり西村伊知惠氏が『看護協会会長』という責任ある立場であることが世間にインパクトを与えているようですね。
また『看護協会』そのものの存在意義に対して意見するコメントも多かったことが印象的でした。
それでは西村伊知惠の犯行内容を詳しく見ていきたいと思います。
西村伊知惠容疑者の犯行内容
西村伊知惠容疑者は17日23時頃、佐世保市若葉町の国道35号の交差点で普通乗用車を運転中に、道路をわたっていた76歳の男性をはね、その後逃げた疑いが持たれています。
国道35号線は若葉町の南方を横断する道路で、若葉町の中ではいわゆる大通りと呼ばれ比較的夜間はスピードを出す車が多い道路です。
西村伊知惠容疑者もスピードを出して運転していたのかもしれませんね。
警察の調べに対して、西村容疑者は「人とぶつかり、届け出をしなかったことは間違いありません」と容疑を認めています。
はねられた男性は、佐世保市内の病院に搬送されましたが死亡しました。

事故を目撃したと話す人によると、男性は横断歩道を渡っていたときに車にはねられたということです。
「看護協会会長ともあろう人がなぜ・・・」という声が聞こえてきそうですが、突然のことでパニックになってしまったのでしょうか。
ひき逃げは絶対に許されないことですが、気が動転してしまった可能性も考えられますね。

ただし西村容疑者は『看護協会会長』という立場が立場なだけに、世間の風当たりは今後相当強くなると思われます。
ちなみに『長崎看護協会』とはどういった団体なのか、協会のHPからの引用を載せておきます。
主として長崎県内に勤務もしくは在住の保健師、助産師、看護師、准看護師9,500名を超える会員で構成されている看護職の職能団体です。
本協会は、公益社団法人日本看護協会との連携のもと、保健師、助産師、看護師及び准看護師が教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図るとともに、安心して働き続けられる環境づくりを推進し、あわせて人々のニーズに応える看護領域の開発・展開を図ることにより、人々の健康な生活の実現に寄与することを目的として、様々な活動を行っています。
長崎看護協会HPより
ざっくり言うと看護師を指導・育成する機関のようですね。
長崎県内の保健師、助産師、看護師および准看護師の研鑽を目的とする協会の会長がひき逃げ事件を起こしてしまったということで、社会に与えた衝撃は大きかったようですね。
西村伊知惠容疑者の経歴

西村伊知惠容疑者の肩書きは『長崎県看護協会会長』とのことですが、調査してみるとなんと『大学教授』という肩書きも見つかりました。
そんな西村伊知惠容疑者の学歴と職歴を見ていきましょう。
西村伊知惠容疑者の学歴・資格取得歴
昭和50年5月 看護師免許取得
昭和51年5月 保健師免許取得
平成22年6月 社団法人日本看護協会認定看護管理者資格認定
平成25年3月 日本福祉大学福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科卒
平成25年3月 社会福祉主事任用資格取得
平成27年10月 公益社団法人日本看護協会認定看護管理者資格認定更新
※長崎短期大学HPより引用
さすが看護協会会長と言うだけあって、かなり優秀であることが分かりますね。
看護師免許を取得した翌年に更にワンランク上の保健師の免許も取得、
そして平成25年(59歳)のタイミングで大学を卒業しているようですね。
個人のスキルアップのためというよりも、看護師の指導・育成のために自分は管理者となることを見据えての進学だったのかもしれませんね。
また、西村容疑者の職歴は次のとおりです。
西村伊知惠容疑者の職歴
昭和51年4月 佐世保市立総合病院に看護師として採用
昭和54年4月 佐世保市立看護専門学校に教員として異動
平成7年4月 佐世保市立総合病院へ主任看護師として異動
平成13年4月 病棟師長に昇任
平成20年4月 佐世保市立総合病院事務局副理事に昇任
平成25年4月 佐世保市立総合病院事務局理事に昇任
平成26年4月 佐世保市保健福祉部理事兼看護専門学校校長
平成29年4月 長崎短期大学保育学科介護福祉専攻教授
職歴を見ても大変華々しいですね。
現場経験を経て指導者、さらに管理者へとステップアップして、長崎短期大学で教鞭もとっていたようですね。
ちなみに長崎短期大学のHPの『教員紹介』には、たしかに西村容疑者の名前が掲載されていました。


介護を教えていたような方が76歳のお年寄りをひき逃げで死亡させるというのは・・・
西村容疑者は、教え子たちに顔向けできないでしょうね。
西村伊知惠容疑者に家族はいるのか?

西村伊知惠容疑者に家族がいるのかを調査してみましたが、有力な情報がなく、現在のところ不明です。
ただ、西村容疑者は新卒で看護師として採用されてから69歳になる現在まで看護師としての業務をこなしながら大学に通うなど、かなり仕事に集中できる家庭環境であったことが窺えます。
そのため、とても理解のあるパートナーがいた可能性が高いと思われます。
一方で、看護師は未婚率が比較的高い職業とも言われているため、ずっと独身で仕事に没頭してきたタイプであることも考えられます。
厚生労働省の「年齢別未婚率・有配偶率」のデータによると、看護職の有配偶率は20歳から24歳までが4.2%、25歳から29歳までが24.3%、30歳から34歳までが46.9%、35歳から39歳までが56.5%でした。40歳になるまでに結婚しているのは約半分の割合で、有配偶率が7割を超えるのは40代半ばとなっています。
マイナビ看護師より引用
いずれにしても親族はいると思われますので、そういった方々にも多大な迷惑をかけてしまっていることをしっかりと受け止めて反省してもらいたいものですね。
まとめ
今回は、ひき逃げ死亡事故を起こした西村伊知惠容疑者について見てきました。
西村容疑者はこれまで看護師としてたくさんの患者さんをサポートしてきて、多くの方から感謝されてきた存在だと思います。
ただそんな華々しい過去の実績があったとしても、こういった1つの過ちですべてが無駄になってしまうということを思い知らされる事件だったのではないかと思います。
男性のご遺族の方、自分をこれまで支えてくれた方にきちんと向き合ってしっかりと罪を償って欲しいと願います。
亡くなられた男性の方のご冥福をお祈り致します。